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メンバートーク⑦ 今田七洋さん

  • 2022.11.14

学生時代から学ぶこと・食べることが好きで、食品系企業に就職。会社では、研究から広報活動まで様々な経験をし、常に上昇志向で日々のお仕事に取り組まれています。Food Up Islnad(以下FUI)では、社外の人との関わりから新たな気づきを得て、行動につなげたいと思っているのだそう!今回は、そんな今田七洋さんにお話を伺ってきました!

聞き手:FUI事務局 金丸美樹
文:(株) SEE THE SUN インターン 町田彩華

新しいことをどんどん学んでいきたい

金丸美樹
金丸美樹

大学では、どのようなことを学ばれていたんですか?

今田七洋
今田七洋

生物学を学んでいましたね。

金丸美樹
金丸美樹

そうなんですね。当時、こんな仕事をしたいとかはありましたか?

今田七洋
今田七洋

高校時代は生物学の研究者になりたいなって思ってましたね。でも大学に進んでみて、長期的な基礎研究よりも、商品というかたちになる研究や仕事がしたいと考えるようになって、メーカーに就職することにしたんです。

金丸美樹
金丸美樹

なるほど!
それで、実際入社してみてどうでしたか?

今田七洋
今田七洋

すべてが新しい世界だったので、シンプルに面白いなって思いました。入社した時はゴールが見えなくてもやもやしていた時期もあったんですけど、その後にある商品の開発と上市に携わることになって、それはすごくやりがいがあったし、良い転機になりました。

金丸美樹
金丸美樹

どんなところにやりがいを感じたんでしょう?

今田七洋
今田七洋

もちろん大変なことも多かったんですが、大変であればあるほどチームの団結力が強まっていったところですね。納期もきつかったし要求スペックも厳しかったけど、みんなで乗り越えて、プロジェクトが完了したときはみんなで高級焼肉食べに行きました(笑)。その商品が工場の生産ラインで流れているのを見た時、すごく感動したのを憶えています。

今からこれがみなさんの手に届くんだなって思うと、嬉しさと同時に、もし何かあったらどうしようとか、売れなかったらどうしようっていう不安もすごく感じましたけどね。でも、その達成感とか責任感がモチベーションに繋がりましたし、仕事が楽しいと思えるきっかけになったと思います。

金丸美樹
金丸美樹

なるほど。
他にもモチベーションが上がったこととか、転機になったことってありますか?

今田七洋
今田七洋

当時、開発と同時に技術広報を担当させてもらったんですよね。技術をもっと外に伝えるために色々なお客さんと話したりセミナーをしたり、学会に出展して話したりしてました。それで研究よりもそういう広報活動に興味を持ち始めて、自分に向いてるなと気づいて。向いてる仕事が見つかったことがモチベーションを上げるもう一つの大きな転機でしたね。

金丸美樹
金丸美樹

そうなんですね!
今はどんなことをやってみたい!とか次なる夢は何かありますか?

今田七洋
今田七洋

好きなことは見つかったんですけど、本当にやりたいことをまだ見つけられていないような気がしています。人生かけてこれを達成したい!っていうことが、まだ見つかってないので、それを見つけることですね。

FUIの良さを言語化し、もっと多くの人に知ってほしい

金丸美樹
金丸美樹

FUIに参画されたきっかけは、初期メンバーとして参画されていた先輩が異動になってそれを引き継いだ、という経緯だったかと思いますが、実際に参加されていかがですか?

今田七洋
今田七洋

最初はよくわからないまま引き継いだ感じで、正直何をやったらいいのって感じだったんです(笑)。でもグランスタのイベント(2021年4月開催)を通して、メンバーのみなさんとも打ち解けられたしどんどんのめりこんでいきました。

あと、石田先生のワークショップがすごく面白かったです。最初はとりあえず1回だけ行ってみようかなという気持ちで出たんですけど、2回目も出たくなって、気づいたらシーズン2まで行ってました(笑)。

金丸美樹
金丸美樹

新しいことを知るのが好きとか、知的好奇心がもともとある今田さんだからこそ、すごくハマったのかもしれないですね。

今田七洋
今田七洋

社外の人の話を聞いたり、ディスカッションするのは、気付きが多く、幅も広がるので、すごく楽しくて面白いですよね。ただ、それをアウトプットにつなげて、会社や社会に還元していくのはまだまだ道半ばなので、何か考えていきたいです。

金丸美樹
金丸美樹

上手く言語化することは難しいですよね。まだまだ未来のための一歩を踏み出しているところなので。

今田七洋
今田七洋

そうですね。そういうことを上手く言語化して伝えていきたいですよね。現状の「出島だからやれる」という良さを継続しつつ、名の知れた感じになってほしいなとは思います。

枠を越えて、ワクワクと熱意が伝番する

金丸美樹
金丸美樹

先ほど、複数社でやることによる楽しさについて、自分の世界が広がって面白いとおっしゃっていたと思うんですけど、それ以外にもあったりしますか?

今田七洋
今田七洋

熱意が伝番していくことですかね。グランスタの時は、みんなで一つのイベントをやったとはいえ、まだ各社それぞれという部分もあった気がするんです。でも今では色んな方がどんどん提案したり動いてくださるようになって、それがとても嬉しいです。自分だけじゃなくてみんなが動かしてくれるようになる、自然とチームとして自走するようになると、ここまでやってきて本当によかったって思うし、つくづくいいチームだなあと感じます。これをこのまま次の人が、また別の人が引き継ぎ、熱も受け継がれてていくといいなと思います。

金丸美樹
金丸美樹

FUIってフラットであるけどリーダーがいるみたいな感じだから、誰かの意見にみんなが賛同してくれて、それによってみんなが動き始めることができてるんだなと思います。すごく素敵な組織だなと思ってます。

今田七洋
今田七洋

ルールややり方に縛られないっていうのもいいところですよね。ルールがない分、強制力もない。だからこそ仲間になってくれたときとか自ら動いてくれたときの嬉しさはやっぱり大きいですね。

金丸美樹
金丸美樹

そうですよね。どちらかというとみなさん、普段の仕事のプラスアルファの業務として取り組んでいらっしゃいますね。メンバーの集まりで試作して、それが伝わってさらにいろんな人が集まってみたいな、輪が広がっていく感じがいいですよね。

今田七洋
今田七洋

そうですね。この輪がFUIの枠を越えて、さらに広がっていくといいですよね。

難しい課題にも、一緒に一歩踏み出していきたい

金丸美樹
金丸美樹

最近何か課題に感じていることはありますか?

今田七洋
今田七洋

ちょっと違う話になっちゃうんですが、環境問題への向き合い方ですかね。消費者一人ひとりだけでできることって、やっぱり限界がある。国とか企業単位で動く必要があるけど、大規模に何かを変えようとすると、どうしてもひずみも生まれますよね。そこのバランスの取り方が難しいなって。しかも最近は外への情報開示や説明責任も求められるようになってるから、そっちにも対応しなきゃいけない。やってるふりじゃなくて、本当にやるべきことは何かって常に問い続けないといけないなって思います。環境問題に関しては、競合同士が競争じゃなく協創すべき分野だと思うんですよ。

金丸美樹
金丸美樹

そうですよね。もともとFUIはそういった思いもあって始まっているんですよ。年代的にも30〜40代が多くて、そういう課題感を持ち始めた年代というか、このままじゃダメだよねって思っている人たちの集まりで。1社じゃ難しいかもしれないし、複数社でやってみたら何か変えられるかもしれないっていう純粋な思いから始まったんですよね。

今田七洋
今田七洋

その思い、活動の根底に流れてますよね。FUIのメンバーのみなさんといると、難しい課題にも向き合わなきゃ!という感覚になれますよね。

金丸美樹
金丸美樹

同じ課題感の人が社外にもいるんだって思うだけで、続けようと思えますよね。緩いかもしれないですけど、10年後に何かを変えうる繋がりでもあるのかなって思いますよね。
今田さん、本日は貴重なお話ありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします。

お話を伺って

どのような環境でも新しいことを学び、常に先を見すえながら活動されている今田さんがとても素敵でした!新たな気づきを次の行動に変えていきたいというお話がとても印象に残っています。モチベーションが上がり続けている今田さんのお話を伺い、私ももっと自分が面白いと思えることを探していきたいと思いました。